今ステージに煌めきをしきつめて。

久しぶりに覚えてる夢は、Sexy Zoneの握手会にいってる夢だった。けんとくんが出てきたのいつぶりだろう。入り口でけんとくんにあれ?久しぶりじゃない?髪の毛黒くした?なんて言われて、いや、え、覚えてるんですか?!ってわかりやすく戸惑ってた。幸せな夢。

今日が待ち遠しくってしょうがなかった。前日、ってこんなにウキウキするもんだったっけ。ぬんぼもびっくりのウキウキウォッチングだった。早く明日になぁれ。そう最後に願ったのは遠い日のことだ。
ステージとは端っこと端っこだったけれど、見やすいお席についてから、けんとくんのことだけを相変わらず追っかけていた。かっこよくてかわいくって天才で、“ファンのみんな”がいちばんで。けんとくん、根拠のある自信を放つようになったね。アリーナ席を通り抜けたけんとくんは北スタンド側に向かおうとして、名前うちわいっぱい目にしたからって投げチューしてくれた。同じ地面に立てば足が長すぎるふつうの男の子なんだ、っていっつも思うその瞬間が、私のなかでけんとくんをみていたいひとつのものだったりする。だから、あのアリーナ席から出てきたけんとくんが大好きだった。あぁ好きだ、ってこれで何度目だろう。

新曲の振り付けレクチャーをけんとくんが先導してやってくれてたんだけど、“けんとくんに教えてもらう”って、ひとつの夢が叶った気がした。わかりやすく何かに例えてくれるの。ここはカマキリとか、化粧水塗る感じね、とか。優しいなぁけんとくん。

最後はお見送りまでしてくれた。予定にはなかったけれど、急遽本人達の希望で、らしい。Sexy Zoneのそういうとこ好き。お立ち台に乗って手を振るけんとくんは、アイドルの人で、できるだけたくさんのファンの声に応えようとしてた。後ろの子が今日誕生日!って言ってたのに対して、手でハート作ってハッピーバースデーって言ってあげてて、あぁ好きだぁって。好きだなぁって。アメリカに行って少し日焼けした顔も、ちょっと伸びてきた髪の毛も、きらっきらの衣装も、目の前にけんとくんがいる事実に感情が空っぽになった。

やっぱり私はけんとくんがステージの上に立っているときがいちばん好きだ。だから、これからもけんとくんのいちばん好きな姿だけは目に焼き付けていきたいなぁって思った。光を浴びる君をみていたい。トキメキともまた少し違う、誰にも満たされることのない幸福感。この蜜の味はやめられない。