振り向かずにゆこう遙かなあの未来へ。


2012年夏。




あの夏の匂いは記憶に綺麗に染みついてくれています。水道橋駅で降りてわくわくしながら何度も横断歩道を渡り通ったTDCホール。秘密めいた地下での催しは、曲の流れも立ち位置もセットも充分すぎるほど体に残っているのに、映像はわたしの知らない世界であることが不思議な感覚でした。


捌けるぎりぎりまでけんとくんを追っかけてた代償は「5人としての動き」や「メンバーの表情」。ふまくんが背伸びしてるのに等身大で落ち着いて変に気張ってない楽しんでる顔をしているのも、変わらないきめ細かいファンサをする少年から青年へと近づいたイケてる聡ちゃんも、キリリと曲調に合う厳しいシュミッヒ様が増えたマリも、美しいのメーター振り切れてる勝利さんも、はじめまして。


けんとくんは光が似合う人。真ん中が似合う人。月光で上がってくるけんとくんも、Teleportationで支配するけんとくんも、かっこよくて眩しくて相応しい。


もう戻ってこない夏は誇らしく紹介できる大切な1枚です。